2009-01-01から1年間の記事一覧

事業仕分けのという欺瞞

ものめずらしさも手伝って、メディアでも取りあがられることの多かった事業仕分け。歳出削減が目的なのでしょうが、国民にとって必要なものが削られたらたまったものではもちろんありません。が、テレビの映像で映し出されるのは、民主党の議員たちと、官僚…

言い訳じみてるな。

首脳会談での両トップのやりとりが、今、明らかになっています。前エントリーでふれように、鳩山氏は結果的に、可能なかぎり早く結論を出すとのべたのです。そういわざるをえなかった背景について、読売が言及しています。

国会軽視と呼んだ方がよい。

発想が逆転しているとは、こんな山岡氏の考えをいうのでは。 国会は、たしかに立法府といわれてはいますが。法案成立マシーンと化してはならない。そもそも、こうした考えが出てくるのは、自覚しているのかどうか、それは別にして、政府提案の法案は成立させ…

こんな形で地位協定を思い知る屈辱

まず琉球新報の記事から。 読谷男性ひき逃げ 米兵が事故車運転 県警、聴取要求へ 7日に読谷村楚辺の道路脇の雑木林で、ひき逃げされた男性(66)=同村=の遺体が発見された自動車運転過失致死、道交法違反(ひき逃げ)事件で、米陸軍トリイ通信施設司令…

確信犯にみえてしまう。。

年5000万円のカネが動いていた。しかも、6年間も続いたというわけです。この記事の核心はもちろん、以下の部分。鳩山氏は、「自ら署名した」ことを認めたというところです。確信犯だといえないでしょうか。多額の金額が動くのに頓着しないというのは、…

献金疑惑に応えることが先。

これまでの小沢の提案は、どうも先ごろ済ませた訪英での経験を、そっくり日本に置き換えようとする発想がどこかに残っているようなものですね。小沢が陣頭指揮をとり、それに則って国会改革を断行しようとする腹なのでしょうが。その上、ちゃっかり、政治資…

他党のことはいえても、自己規定はできない。。

米軍基地は米国内に戻すというのが私の考えです。沖縄では普天間基地移転をめぐって県内移転に反対する県民集会がきょう、おこなわれます。 政府がどんな結論をだすのか、それが今、求められているのですが、いまだにはっきりしません。 鳩山首相は、これに…

それでも米国になびきますか。

普天間基地移設をめぐって、日本国政府の態度が、閣内でも意見が異なったりして、不安感ばかりが今日まで募ってきました。鳩山首相にいたっては、そうした党内の事情を察してでしょうか、結論を先送りにしようしようという発言を繰り返しています。この間の…

官僚答弁禁止− 解釈改憲へのロードマップ

平野官房長官が4日、政府の憲法解釈を国会で示してきた内閣法制局長官の過去の答弁にしばられないとの見解をのべました(参照)。過去の法制局長官の答弁が(自民党)政府の見解として保持されてきたのは周知の事実です。一方で、この間の一連の動きは、民…

政権交代がこうしてエンジンとなる。。

閣内不一致でも少しもためらうことなく、問題が次々に出てきます。以下の2つの問題において、交わされる言葉はどちらも否定形ですが、政権の非連続、自民党政権から民主党政権にかわったという客観的な変化があったわけですから、それを考慮すると、同じ平…

新政権への、先行き不安を解消してくれという発信

自民党政権時代がよいと考える人なら別だけれど、民主党に投票した多くの人はこれまでの自民党政権に大なり小なり愛想をつかしたということでしょう。だとするなら、新政権は、これらの人の期待に応えることを第一に考えないといけないでしょう。あえていえ…

偽装献金から申告漏れ、首相の座も問われかねない

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 首相の偽装献金・申告もれ。単なる脇の甘さではすまされない。 どんないきさつで発覚したのか、それは分かりません。が、修正申告をただちにすると弁明しても、それは当然のことですから。むし…

「官僚は大ばか」論

「霞が関」は大ばか=菅担当相「知恵、頭を使ってない。霞が関なんて成績が良かっただけで大ばかだ」。菅直人副総理兼国家戦略担当相は31日、民主党都連の会合での講演で、激しい言葉で官僚を批判した。「効果のない投資に振り向けてきた日本の財政を根本…

クジラ肉嫌いも迎合的に語るということ

鳩山首相「クジラ肉大嫌い!」 反捕鯨後押し? オランダ首相との会談でこんな発言で、反捕鯨に反対する勢力に火をつけているようです。でも、この首相の発言を今から過去に遡ってみましょう。そうすれば、この発言が反捕鯨の立場を明確にしたような、その意…

世論操作の手法。温室ガス削減を阻止するために。。

温室効果ガス削減の提案にたいして、当時の自民党政権がいかに世論をつくろうとしてきたのか。その結果がはっきりと出ました。報道によれば、自民党政権がふりまいたCO2等の排出削減にともなう家計負担の試算がでたらめだったというもの。家計負担が36…

思いやり予算見直しはほんとうか。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 日本政治の転機になりうる− 思いやり予算見直しはホント?首相の言葉どおりに受け止めると、画期的な答弁です。だって、思いやり予算見直しをかつて口にした首相がいたでしょうか。いませんでし…

議会制民主主義の危機

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しました。 民主党政権の政権運営にかかわって、小沢一郎がイニシアチブを握り、国会改革が強く打ち出されてきました。それは、民主党内ではたとえばこんな事態も呼んでいるわけです。民主、国会質問する?し…

所信表明で先送りするな。。

26日は国会開会日でした。政権が自民党から民主党にかわったのですから、当然、首相の所信表明演説に注目が集まりました。 長かった。もっぱら評判ですね。それだけではなく、長年の自民党政権から民主党にかわったというところに着眼する人は、その意味で…

『沈まぬ太陽』が。。。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 池田信夫先生が『沈まぬ太陽』を100%フィクションだと自らのブログでのべています(参照)。同小説については、たとえばウィキペディア一つをみても分かるようにその方法論にはさまざま意見…

匿名献金という隠れ蓑

小沢氏につづき、鳩山氏も「政治とカネ」問題が急所となっている。朝日が25日、伝えるところによれば、04年から08年分の政治資金収支報告書に記載された約1.8億円の小口献金の大半が、鳩山氏の資金管理会社「六幸商会」の管理資金だったという。偽…

東アジアに任せろよ。。

これもどうでしょうか。すっきりしない対応です。米国を入れるか入れないか、この点で、岡田外相と一致はしていない模様ですね。

2万3000円

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 生活保護の母子加算が復活する。その復活する金額です、これは。 母子加算:「修学旅行に行ける」…復活に胸なで下ろすこの記事をめぐって、2ちゃんねるニュース速報+で話題になっているのは、…

落ち着く先=辺野古移転

今朝の朝日によれば、事態はまた動いているようです。首相は年内に移転先を判断するといいます。日米合意の辺野古を容認する方向が確実視されています。鳩山首相、普天間の辺野古移転認める可能性 年内判断へこの間の政府・民主党の対応の移り変わりはこのエ…

基地移転問題− 政府の結論まで

一つの結論が出ました。 米軍普天間基地移設問題で、政府が県外移転を断念したそうです。 以下に、この問題での政府と民主党の対応を列記しました。鳩山首相は米国との対等な関係をあれほど強調してきましたから、私が常々、考えてきた日米関係のありように…

政権に擦り寄るという昔からの考え方

医師会というのは、単純だということをあらためて示した一件ですね、これは。何日か前のエントリーでふれましたが、やはりそのとおりでした。つまり、自民党が下野したので、支持政党を自民党とは限定しないということ。いいかえれば、依然、この医師会とい…

橋下のバッシングと日本的国民感情

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 ムダだ、ムダだといいながら、最大のムダを語ろうとしない。これは、橋下がやり玉にあげる民主党もそうなら、彼自身もそうではないでしょうか。これは共通しています。最大のムダ使いの一つが、…

政治の過渡期にあらわれる現象=その1

長年の自民党政権が倒れ、自民党とのちがいを強調する、新しい政党による政権が誕生したわけですから、日本は、政治の過渡期であることにちがいはなさそうです。今後の焦点は、強調されるちがいがはたして本物であるのかどうかと、それが定着するかどうかと…

鳩山政権は社会主義的という見方のこと。

花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 谷垣自民総裁、鳩山政権は「かなり社会主義的だ」自民党の谷垣禎一総裁は14日、党本部で就任後初の定例会見を行い、子ども手当創設など鳩山政権の掲げる政策について「困っているところがあれば…

「政策一元化されるべき」という小沢反論のための反論

件の議員立法にかかわって、浦部法穂氏の見解をいちど紹介しました(参照)。その違憲性についての見解は実に説得力に富むものだと私は思います。こんにち小沢一郎が横路氏にたいする反論をのべている(参照)ことを考えると、あらためて浦部論文を扱うこと…

身内が指摘する独裁性。

身内からも独裁色に批判がでてきましたね。議長の横路さんは、なるほど急所を衝いています。「議会は政府が決めたことをただ追認する」と。まさに国会法を変えるという小沢提案は、この点こそ核心にしています。政治主導という謳い文句を強調することによっ…