2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

731部隊;なぜ医学犯罪が起きたのか(1)

日本政府は戦後、医学犯罪への関与を否定してきた。そして、日本の医学界が戦争にふれたのは、公式には以下が唯一のものといわれている。 日本の医師を代表する日本医師会は此の機会に戦時中に敵国人に対して行った暴行を非難し、又行われたと主張され、そし…

松岡農水相自殺をめぐって 〜政治資金オンブズマンの告発はどうなるのか〜

松岡利勝氏の自殺によって、「政治とカネ」をめぐる疑惑に蓋がされかねないという懸念がふつふつと沸いてくる。国会で「政治とカネ」問題をどう扱うのか、望み薄だが、各党と政治家のふるまいに関心を寄せざるをえない。 同時に、政治資金オンブズマンの阪口…

政治のなかの「今・ここ主義」

新著『日本文化における時間と空間』で加藤周一は、「今=ここに生きる」という日本的特徴について詳細にふれている。この特徴に加藤が言及するのはむろん今回がはじめてではない。加藤の指摘にふれるたびに、これは日本人のものの考え方を実によくいいあて…

国民投票法案と二大政党制

高村薫氏が「安倍政権誕生から7カ月」というタイトルで、その政権を分析している(西日本新聞5・10)。私は氏の主張にほとんど同意する。 発足当初から閣僚や税調会長の辞任がつづき、政権を支える肝心の屋台骨が危ういのが、いわば安倍政権の常態だった…

マヨネーズ値上げと農作物自給率

キューピーマヨネーズが値上げをする―マヨラーの私はどこかに無視できない感じが残って、このニュースを読み進めた。バイオエタノールの原料にトウモロコシが使用されており、需要が増え価格が高騰しているためということらしい。マヨネーズの値上げは直接的…

改憲への青写真

改憲手続き法案成立後の青写真を自民党がすでに描いていることが明らかになった。「しんぶん赤旗」(5・1)が伝えている。 それによると、改憲手続き法案の成立後、2011年夏に国会で改憲を発議、同年秋には国民投票を実施するという行程が示されている…