2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

妙案−自衛隊勧誘のための貧困ビジネス

自衛隊駐屯地で失業者向け職業訓練 自民内で構想浮上いよいよという印象を強くもちます。当ブログで、自衛隊勧誘という究極の貧困ビジネスというエントリーをあげたのは今年1月15日でした。 雇用をどのように確保するのか、首を切られた労働者の雇用をど…

西松違法献金問題の読み方− 政権交代至上論者の場合

山口二郎氏が、小沢秘書の逮捕問題にかかわって、はじめて自らのブログでふれています。政局の停滞をどう打破するか 結論を先にいえば、政権交代はじめにありきという視点からのみ事態をとらえる山口氏の姿勢は、今もって変わっていないということです。 い…

小沢会見− 何が動いたか。。

この会見まで、小沢氏は西松違法献金問題について一言も語らずに至っています。会見でも、核心部分についてふれずじまい。結局、語ったのは代表を続けるということだけでした。 秘書の起訴事実につまるところ何の反論もできなかったわけです。法外という比ゆ…

的外れな菅「最後のテスト」発言

民主・菅氏、小沢氏秘書逮捕は「最後のテスト」最初に思ったのは、(菅氏は)いかにも暢気なものだということです。小沢氏にかけられた嫌疑にたいして検察側がどんな形で対応しようと、一政党として態度を明確にしておかなくては、政権を担う党としてどうか…

海賊を口実に海外に派兵する。。

世の中が西松違法献金問題で沸き返っているとき、見過ごすことのできない法案を政府は成立させようとしています。その先取りで、自衛艦が出港してしまいました。メディアも多くを語りません。

Hey,池田大先生!

昨日の池田信夫大先生のブログは、こんな調子でした。 ポール・クルーグマン、どうして君は政権に入らないだ。ティモシー・ガイトナーは**だよ。おれたちには君が必要なんだ。NYタイムズなんかで文句いってないで、財務長官になってくれよ。(Hey Paul Kru…

西松違法献金疑惑が問うもの。

結局、西松違法献金問題では、小沢に焦点があたっている。そして小沢以外ではせいぜい二階にあたるくらいだ。けれど、問われているのはこれまでの自民党政治である。事件の成り行きは、それがゆきづまっていることを示している。

また腰砕けか。白旗か!?

西松事件を国会はまるで素通りしているような気配です。お互いを気遣っているからにほかなりません。朝日の記事が指摘しています。小沢民主、国会予算攻防もう収束 西松事件で鈍る

面白い2つの政党事情− 国民新、民主の場合

亀井静香という政治家の、政治家としての資質をみた思いがします。 「書かないなら会見出ないで」国民新党が一部の記者排除国民新、記者の会見出席拒否 「党に関する記事少ない」 以前に、この亀井も間に入って、加藤紘一と山崎拓、そして菅直人がテレビ番組…

小沢氏が企業献金全面禁止を言い出したのは。。

「毎日」の上野央絵記者が、西松違法献金疑惑にからんで小沢氏の言動と周辺の反応を記事にしている。急変:ダミー献金事件 小沢氏続投か、民主に憶測拡大小沢氏は昨日、企業献金全面禁止について語った。むろん私は、ならやってみろと率直に思っている。

政治の恥ずかしさ。その極み

小沢氏、企業献金全面禁止を表明 来週にも進退判断民主党の小沢代表は17日の定例記者会見で「(西松建設の違法献金事件の)教訓として企業・団体献金は全面禁止すべきだ」と語り、公共事業受注の有無にかかわらず、企業献金を全廃するように政治資金規正法…

西松違法献金− 理解できない亡者たち

国策捜査や権力の暴走という切り口で、捜査のあり方を批判するとき、捜査される側が権力と対峙する反権力の側であることがもちろん含意されています。しかし、そうであるなら、今回の事件(より正確にいえば、捜査のあり方)を国策捜査と性格づけたり、権力…

派遣切りを当然視する池田大先生

池田先生が繰り返し、こんなことをいっている。彼はいちおう学者なのでしょうが、それに似合わず相当の策士だから、眉に唾しなけばなない。曰く、 日本の労働行政の奇怪な点は、派遣や請負などの問題ばかり騒がれ、もっとも悲惨な失業者の問題が論じられない…

本音じゃないだろ− 企業献金を断てるか。。

西松建設の違法献金問題は、今後うやむやに終わる可能性が強いことを私はのべてきました。自民党にとっては小沢のイメージダウンという当初の目的は達したと考えられますから。この事件を理詰めでやっていけば、そこに浮かび上がるのは、企業の多額の献金に…

チェジュを買えっていえる感性って何だ

「済州島を買っちまえ」?=民主・小沢氏発言、前連合会長が明かす「済州島を買っちまえ」。前連合会長の笹森清氏は11日夜、都内で開かれた会合であいさつし、かつて民主党の小沢一郎代表と会った際、小沢氏からこんな話をされたと明かした。笹森氏は面談…

派遣村の普遍化について

派遣村の経験を各地でおこなう取り組みの意義について、数日前にふれた(参照)。公的なセーフティネットが機能しないのが今日までであった。だからこそ、派遣村のとりくみは画期的であったといえる。前述のエントリーでは、生活保護が最初のセーフティーネ…

労働者の敵とは− 城繁幸の場合

あの城繁幸がまたぞろ、書いています。ほとんどデマゴーグの域を出ないと私は思います。しょせん登場しているのは『Voice』なのですから、割り切ってよいのかもしれませんが、それにしてもひどい内容です。彼が、つい先日は、たしかテレビ朝日に出演していた…

これを自民・民主の対立というのか。。

鳩山氏が山形新聞のインタビューにこたえています。まあ、こんなところでしょう。氏の発言、コメントに私はこれまでほとんどよい印象をもっていません。常に、歯切れの悪さがつきまとうようで。http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009031001000642.html

金権腐敗は自民・民主では解決できない。

西松建設の違法献金問題は、曲折はあったとしても、これまでの金権腐敗事件の域を一歩も出ない形で終わるだろう。結局、自民党にとってかわろうとする民主党の党首が、これまでの自民党と同様の金権腐敗の構図の中にずっと置かれていて、その欺瞞が今回、暴…

派遣村の経験の普遍化と生活保護受給の急増

朝日の見立てでは、「1月の生活保護申請も計2万5529件と、前月比で約3割増えていた。非正社員が職を失い、生活保護に頼るケースが目立つ。今後も雇用環境の改善は期待できず、年度末に向けて、さらに増える勢い」ということだ。 今後、年度末に解雇が…

小沢一郎という人物− 関連エントリー

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下のエントリーを公開しています。西松建設の違法献金問題で、小沢一郎民主党代表の身辺もあわただしくなってきました。小沢一郎の急所はカネにあると考えてきた私は、下記もう一つの日本の可能性で、小沢のかかわりに言及…

土下座知事と盲従

小沢氏の一件がとたんに報道されて、氏と民主党の対応に否定的な意見が多かったように思うのですが、そうではない意見もあるようです。政権交代をさけぶばかりで(何をどうかえるのか)中身は一切語らない同党よろしく、ブログの世界でただただ交代を、交代…

オザワ疑惑− もはや自民と区別がつかない

自らの違法献金疑惑に小沢氏は強弁で応えている。しかし、その内容は、強気の姿勢とは裏腹に脆弱なもののように思える。氏の反論の一つの中心点である、権力の強制捜査の不公正(参照)にしても民主党の「国策捜査」にしても、言葉以上のものでは何らなくて…

オザワ疑惑第二話

小沢氏側が西松建設に献金請求書…「企業献金」認識か小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、同会が準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)のOBを代表とする二つの政治団体から献金を受ける際、同社に請求書を出…

「5時まで会議」の虚実。。

東大、会議は午後5時まで 仕事と生活の調和目指す東京大学は3日、新年度から、原則、午後5時以降の公的な会議を行わないことを決めた。この日定めた「男女共同参画加速のための宣言」の中の一項で、教員に、仕事と生活のバランスを考えてもらい、特に女性…

小沢一郎という保守政治家

こうした(政治と)金にまつわる話題にことかかない一人が小沢一郎だ。

保守政治の右往左往

麻生政権のていたらくは、首相自身の発言の撤回の繰り返しや最近の中川財務相辞任の引き金になった酩酊会見に象徴的に表現されている。極まったという感じが強い。誰もがあきれ、自民党を見放しているという雰囲気だろう。自民党の行状にたいする国民の感情…

「追想 加藤周一」− 加藤の感受性と洞察力

一海知義が「追想 加藤周一」の5回目に登場した(朝日2・19)。中国文学者の一海と加藤の対談であれば、当然、話は中国古典に及ぶだろう。李杜から孔子、彼らを二人がどのように扱うのか、一海の文章を読んで直に聴いてみたい気を強くした。一海によれば…