チェジュを買えっていえる感性って何だ

「済州島を買っちまえ」?=民主・小沢氏発言、前連合会長が明かす

済州島を買っちまえ」。前連合会長の笹森清氏は11日夜、都内で開かれた会合であいさつし、かつて民主党小沢一郎代表と会った際、小沢氏からこんな話をされたと明かした。笹森氏は面談の時期には触れなかったが、韓国の国民感情を刺激する話題だけに同国の反発を招きそうだ。
 笹森氏によると、面談では小沢氏が「(長崎県の)対馬のことをどう思うか」と質問。笹森氏が「わたしは対馬のことを心配している。(韓国の)ウォン経済に買い占められそうだ」と答えると、小沢氏は「今は絶好のチャンスだ。円高だから(韓国領の)済州島を買っちまえ」と語ったという。 
 小沢氏の発言の意図について、笹森氏は「日本が世界に伍(ご)していくには、当たり前のことを考えていては駄目だということだ」と説明した。

こんなことをいえる人種はどんなものだろう。
率直に私はこう思います。
真偽のほどは今現在、分からないといわざるをえないのでしょうが、けれど、小沢氏がいったということが記事になるのか。
今や、そのうさんくささがいよいよはっきりしている偽善家・天木直人なら小沢弁護にやっきになるのでしょうが、そうもいかない。

少し横道にそれますが、ことの発端はきわめて明確なのに、つまり小沢が10年も企業献金を、しかも多額の献金をうけとってきたという事実は紛れもないことなのに、説明責任を求める共産党にたいする異常な敵意は、もはや彼がまともな外交官だったのかということさえ疑わせるほどの、迷妄ぶりといってよいと私は思う。
彼をあたかも「民主派」のごとく扱ってきた人びとの(言説上の)責任もまた問われることになるでしょう。
自民党の政治、企業からのカネにどっぷりつかってきた政治にたいして、明確に反対すべきなのが野党たるものでしょうが、小沢がこれほど西松との親密な仲にあったことが暴かれ、そのこと自体に小沢川から何らの反論が聞こえてこないのですから、小沢と自民党の峻別をしようと思っても不可能なのは、誰もが認めることでしょう。だからこそ、天木は異常なのです。

このような小沢の発言が冒頭のように伝えられている。
私は、さもありなんと疑いなく思いますが。
結局、小沢=彼は、覇権主義的、権威主義的な思想の持ち主だと受け止めるわけです。旧来の保守政治家に共通するような。

民主党にはさまざまな潮流を内包し、そのことが場合によっては政党の民主性をしめすかのような言説すらあったと私は確信するのですが、そんななかで、小沢の覇権主義的、権威主義的姿勢が党をまとめる唯一の景気でもあったということでしょう。
本来であれば、もう行き場のないような危機にさらされている自民党政権を前に、それにとってかわろうとする最大野党の民主党は、違いを鮮明にしえてこと、政権交代が加速されるというものでしょう。けれども、日本の政治シーンで、倦怠感すら覚えるような、面白さに欠け、右往左往する毎日は、必ずしも政権党たる自民党だけでなく、民主党にもその要因があると私は思っているのです。

つまり、冒頭の小沢の発言は自民党の誰かとかわらない、遜色ない発言ではないのか。さすがに自民党と9はちがうと国民が思える内容の発言なのか。率直に、小沢の神経を疑うし、自民党そのものだろうと思うのです。

はっきりいえば、自民党はもちろん、民主党もこの際ゴメンこうむりたいし、時期総選挙ではこれら2党以外の政党もきちんと選択肢として加えなければならないということです。