3月のエントリ

花・髪切と思考の浮游空間(goo)の3月のエントリを列記します。 増税でミスリードを繰り返すのか。 消費税増税法案は撤回しかない 「茶色の朝」を迎えないために (橋下思想調査)捏造に問題を回収してはならない (橋下発言)教育や文化には補助金は要ら…

菅前首相の功罪を論じてもはじまらない

民間事故調の福島原発事故に関する報告書をめぐって意見・記事がさまざま出されている。それらは事故の原因究明を誰かの責任に収斂させてしまう視点で書かれたものが少なくない。以下の記事は、菅首相(当時)の役割を評価している点で異色ともいえるが、そ…

橋下という人物を駆動させるもの

人は何によって動かされるのか。もちろん毎日の仕事に追われるなかでは、ルーチンにそれを坦々とこなしはしても、あらためてこんなことを考える余裕はないし少ないのかもしれません。が、自分が突き動かされたときをふりかえってみると、そこに自分ではない…

2月のエントリ

花・髪切と思考の浮游空間(goo)の2月のエントリを列記します。 原発事故から学ぶ気のない政治家橋下市長;人のはみるが、自分はみせないメールの論理うすっぺらいワタミ・渡邉氏と労災認定の重さ奨学金というローンに苦しむ若者たち公務員給与引き下げは他…

橋下氏を若者が押し上げたという件(メモ)

大阪市長選の投票率、若い世代が押し上げていた 大阪市選挙管理委員会は21日、昨年11月に行われた市長選の年齢別投票行動の調査結果を公表した。 前回選の投票率を30代で20ポイント、20代で16ポイントそれぞれ上回るなど、若い世代の関心の高さ…

1月のエントリ

花・髪切と思考の浮游空間(goo)の1月のエントリを列記します。 橋下には得体の知れない調査を命じた責任がある慎重にすべきは必修化そのもの高橋哲哉講演「犠牲のシステム 福島・沖縄」について貧困を測る尺度議員定数削減・「身を切る」ことをめぐって学…

震災原発の支援とは− 猪飼論文の若干の感想

猪飼周平さんの論文について感じたことを少し絞って書いておきます。 原発震災に対する支援とは何か ―― 福島第一原発事故から10ヶ月後の現状の整理 最初にいっておくと、私の知る限りでは、原発・震災について記述された、もっとも分かりやすく体系的に問題…

代議制民主主義のあやうさ

今日だけに限られた、特別な事象だとはもちろんいわないけれど、昨年後半からの閣僚たちの失態は目に余る。いうまでもなく失態の一つひとつが政権の首をじわじわと絞めたてていくことは、いまの野田政権の実情をみればただちに了解できる。しかも、「失脚」…

議員定数削減と「わが身を切る」ということ

消費税増税の前にまずわが身を切れ。これが今や当たり前のように何の抵抗もなく語られている。メディアが繰り返し伝えてきたこの「まずわが身を切れ」というメッセージは、議員定数の削減を意味するし、有権者もこの理解をしごく当然ともいうべき態度でむか…

二大政党制は政治の安定をもたらすか

最近、閉塞感という言葉がいたるところで語られている。有権者に引き寄せてそれを考えれば、自らの生活が一向に上向きにならないばかりでなく現状から脱出できるかどうかさえ定かではない現実と、少しもそのジレンマに応答してくれない政治にたいする鬱積し…

竹原信一から大学入試問題ネット投稿事件まで

橋下の大阪から遠く離れた地方の自治体で、そのふるまいが他に類をみない一人の首長がいた。たとえば、彼のやったことはといえばこんな具合。市長を務める自らの自治体の全職員分の給与明細を公開した。たぶん本人の了解なしに他人の給与を明らかにするとい…

八ツ場ダム建設で減電補償金が東電に入る

件の八ツ場ダム。政権の存在意義そのものが四方八方から問われている問題だといえるだろう。野田は苦渋の決断(参照)というのだけれど、はたしてそうなのだろうか。行きつ戻りつしたこの間の経過には、何かしらそれなりの背景があると考えざるをえない。一…

わが身を切れという主張の危うさまたは定数削減

不退転の決意という言葉で消費税増税を打ち上げた野田だが、反発は大きかった。まずわが身を切れという、増税を提起される側からみるとしごく当然とも思える反論が返ってきた。しかし、この主張をそのまま無条件に受け取るわけにはいかない。わが身を切れと…

沈黙の螺旋再び

国会が閉会したところから政治がはじまる。 伝えられるニュースはそのままこれを裏づけているかのよう。新しい勢力を構築しようとするねらいとそのための動き、政権政党内の亀裂、それに米国の動向が伝わってくる。野田にとっては、どこかでそれぞれがつなが…

民主党政権と「政治とカネ」

こんどは小林議員の「政治とカネ」が浮上。おそらく民主党はずっと、この問題と縁を切ることはできない。政党の組織としての実体がほとんどない民主党。活動費は、政党助成金と「政治とカネ」のカネによるしかないのです。 公開してやや時間が経過しますが、…

小沢疑惑についての記事=その2

1月23日に、標記関連の記事を列記しました。それ以降もこの問題について「花・髪切と思考の浮游空間」で以下の記事を公開しました。 離党届・または自民党政治の補完 小沢のコピーを演じる石川知裕。。 「企業献金禁止に反対」=自民党とは名前はちがって…

帰化せよと迫る議論

野田財務副大臣「選挙権ほしいなら帰化すればいい」 野田佳彦財務副大臣が30日、愛知県豊田市であった民主党支部の会合で、鳩山政権が提案する方針の永住外国人に地方選挙権を付与する法案について、「選挙権がほしいのだったら、帰化すればいい」と発言し…

小沢疑惑についての記事

きょうは小沢一郎の事情聴取の日。一斉捜査からの今日までの記事(花・髪切と思考の浮游空間)を、以下に列記しました。まもなく小沢の記者会見がはじまる。日本の政治がどのように動くのか、それは分かりませんが、ある意味で今日は画期になるのかもしれま…

壊れかけた国対委員長

物分かりの悪いこの人物。小沢の傀儡というのがぴったりでしょうか。 首相や小沢氏の参考人招致「応じぬ」 民主国対委員長 民主党の山岡賢次国会対策委員長は9日、鳥取市で講演し、自民党が鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長の政治資金問題で求めている国会へ…

社民党も揺れる。。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 2009年回顧− 政権のゆくえと社民党 その追記。あいったい主体性はどこに行ったのでしょうか。辺野古はだめだが、下地島ならいいという根拠があるというのなら、それはどこにあるのか。社民…

小沢案もたらい回しにすぎない。。

首相は5月までの決着を会見でのべたものの、いまだに党内および政権内でさまざまな発言が繰り返されていて、ゆく先は定かではありません。しかし、この発言。この人物がいったん口にした発言は、党と政権を事実上、拘束してきたのは周知の事実です。だとす…

行き着くのは消費税増税

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 消費税増税という既定の路線 衆院選で消費税上げ提起を 仙谷氏「財政持たない」仙谷由人行政刷新担当相は27日のNHK番組で、次期衆院選で消費税率の引き上げを提起すべきとの認識を示した。…

改憲を公言しはじめた首相

今朝早く、新聞社のサイトをみてまわると、こんな記事が掲載されていました(参照)。 昨日のエントリーで取り上げたことが、こうして鳩山首相がのべるという現実になる。これを直視せざるをえません。憲法改定が早晩、焦点になるということです。

連立の果て

小沢一郎が繰り返していましたので、その意味では驚くに値しません。結局、今の連立の相手、社民も国民新党も袖にされるという運命ということです。

最低賃金引き上げを阻止するための方法。。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 [百貨店をもちだし最低賃金を上げるなと叫ぶおかしさ逆立ちした議論というものが世の中にはあります。これもその一つ。最低賃金を上げると百貨店の客数が減るというのですから。それが事実かど…

カップ麺で懲戒処分される世界

カップラーメンを差し入れた巡査長に、便宜供与の意思があり、あるいはやけどをさせる意思があったということを処分した側が説明しえなければ、懲戒処分そのものが成り立たず、その意味が問われることになります。

政権の憂鬱

伝えられてくるのは、政権の弱点ばかり。右往左往、見解不統一、不規則発言などなど。限りがありません。おそらく、これからもこの事態は続くような気がします。首相の指導力というものが仮にあるとすれば、これもある程度は防ぎえたのかもしれません。しか…

戦争の正当化を受賞スピーチでするということ。。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 「正義の戦争」または失望 戦争の正当性をノーベル賞授賞式のスピーチでオバマが語り、話題をよんでいます。しかし、誰が正当・正義と評定するのか。それが議論になります。神か。それとも国連…

小沢主導だっ!

ね、こんな具合です。この人物がもの言えば、事はそのとおりにすすむのです。しかし、どんな機制が働いているのでしょう。右に向けとこの人がいえば、右に向く。左だといえば、皆が左を向く。鳥肌がたつ事態だといえば、大げさかな。

二郎イズムの困惑

山口二郎先生の所説も、先が見えない政権のかじとりを前にして、いよいよ暗いものになっている。 彼の鳩山政権の政策形成方法というエントリー(参照)では、まだ試行錯誤が続いているという評価だけれど。 しかし、「一部政治家に能力を超えて仕事や情報が…