2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

失業が減った?

件の党首討論は今朝のテレビ「サンデーモーニング」でも酷評されていた。評価は大方そのあたりだろうと思うのだが、一部ブロガーの波長はそれとは異なるらしい。呆れてしまうくらいの内容でひいきを宣伝している。あれほどの低レベルの議論の勝ち負けなどほ…

世相を拾う(11月29日)

党首討論の決算書 私は以前に、安倍・小沢の党首討論をB級映画だと評したことがあります(参照)。今回も、この域を少しもでませんでした。以前にもまして民主党が政権交代などと強調しているものですから、自然とこちらの見る目も、では将来を託せるものか…

世相を拾う(11月28日)

麻生首相に社会保障は語れない。。 社会保障は、その対象にあらかじめ誰かを排除したものではないはずです。ですから、首相の発言は認識不足もはなはだしいといって過言ではないでしょう。あえてこんな言い方をすれば、何もしない人、できない人でも救う、こ…

英国の消費税引き下げ− 日本との落差

景気刺激策として妥当な策だと考えていたので、思わず拍手喝采。海の外の出来事なのに。日本で、なぜこんな対策が実現しないのか。その落差を、しみじみ考えさせるニュースだった。英労働党政権天晴れ。 イギリス:消費税引き下げ 3兆円近い景気対策を発表…

世相を拾う(11月27日)

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 競争だよ、世の中は− 橋下知事の言い分 競争だよ君、世の中は。こんな調子で橋下知事はいうのでしょうね。伝えられるところによれば、教育とは競争であるかのような橋下氏の発言です。「子ども…

麻生政権、最初の60日

米国には「最初の100日」があるらしいが、日本にはない(参照)。麻生政権が誕生しすでに2カ月がたった。だから、この2カ月を、おおまかにふりかえってみる。繰り返しのべるよう、この政権にもまた、改憲をめざし、構造改革を継続することに政権の使命…

総選挙後− 3つの可能性

解散総選挙は予測がつかない。ただ私たちの眼前で繰り返されるのは、自民党と民主党、両党の迷走ばかりだ。二代つづけて政権を投げ出したのだから、やり残しの課題が当然ある。それは、改憲と構造改革の継承だ。引き継ついだ麻生政権も、この2つの課題から…

自衛隊「歴史観講座」を見直すそうだが

田母神論文について、もはや田母神個人の問題ではなく、憲法を覆す教育をおこなう国家機関の存在を照らし出すところまで及んでいるとのべてきた(参照)。 昨日の朝日新聞「私の視点」欄で、林香里(東京大准教授)が田母神論文問題をとりあげている(写真)…

泣くのは労働者か・・・。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 麻生「医師不足」問題発言と構造改革継承 麻生首相がこんなことをいったそうです(参照)。 地方の病院での医者の確保の話だが、自分で病院経営しているから言うわけじゃないが大変だ。社会的常…

世相を拾う(11月20日)

麻生・小沢会談雑感 この二つの政党の関係は理解しづらいものが正直、ありますね。伝えられるところによれば、両党の党首会談という名称に、昨日の二人のトップの話し合いがふさわしかったとは到底、思えるものではありませんでした。そもそも密室の党首討論…

どこまで米国を擁護するのだろう。。

際だつ日本の米国擁護− 金融サミット 低迷する支持率。おそらくその起死回生策としても、もくろまれたであろう給付金をめぐって、いよいよ政府・与党は混迷を深めている。そして与党内の不協和音は、実施延期はもとより、期待していた人にとっては、ほんとう…

トヨタの圧力で歪められるもの。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 トヨタがにらむと、こんな記事になる。。。 いまの日本のマスメディアが、広告宣伝費にその経営を支えられていること、したがって、その事実があることから依頼主の大企業に頭があがらぬことに…

トヨタの傲慢

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 世は大企業の天下なのか− トヨタ・奥田発言 トヨタ奥田氏「厚労省たたきは異常。マスコミに報復も」トヨタ自動車の奥田碩相談役は12日、首相官邸で開かれた「厚生労働行政の在り方に関する懇…

世相を拾う(11月12日)

大企業の横暴と「正社員になりたい」という思い。 派遣労働者:「わたしは正社員になりたい」が5割−−厚労省調査3万人近い母数ですからりっぱな調査といえる。なかには、非正規のほうが「自由が利く」などと考える向きもあるようです。が、じっくり考えてみ…

世相を拾う(11月11日)

利益が第一。景気回復はどうなる。。− トヨタの派遣削減 今朝の「サンデーモーニング」は、大方のテレビ報道番組がそうであるように、米大統領選挙をとりあげていた。次期大統領をまちうける課題のひとつに深刻な金融危機がある。オバマは就任早々、この難問…

筑紫哲也が語った日本政治のがん症状

筑紫哲也氏の死去を、昨夜のテレビ番組のいくつかが取り上げていた。その中の一つで、生前、概ねつぎのことを語る筑紫氏の姿を映し出していた。政治とは結局は税金の配分の問題である。過去にたいしても、将来にたいしても日本の政治はお金をかけようとしな…

大幅減益で労働者を切り捨てるトヨタ

トヨタ自動車は2008年4〜9月期の連結決算結果を公表すると同時に09年3月期の業績見通しを下方修正した。それによると、営業利益は前期比70%以上減益の6000億円、従来の予想を1兆円下回った。けれど、それでも6000億円なのだから、率直…

やはりオバマも。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 やはりオバマも日米同盟強化 この記事に関するかぎり、関心は、オバマが小浜市を知っているか否かにあるのでなくて、ただ一点にある。オバマ氏「小浜市よく承知している」 麻生首相と電話両国ト…

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 オバマ当選に思う 次期米大統領選でバラク・オバマが勝利した。オバマ当選そのこと自体に特別の感想を私はもっていないが、彼の勝利には、ブッシュの政治からの転換を願う米国民の願いが、そし…

世相を拾う(11月7日)

税のとり方、使われ方を問う− 「社会保障国民会議報告」雑感 25年度、消費税6%上げ 国民会議が最終報告政府の社会保障国民会議(座長・吉川洋東大大学院教授)は4日、首相官邸で会合を開き、最終報告をまとめ麻生太郎首相に提出した。年金や医療、介護…

世相を拾う(11月3日その2)

消費税増税が国家的貧困ビジネスだという意味 消費税増税が不可避なのか否か、これが大きな政治課題になってきました。 麻生首相の先だっての消費税増税公言は、消費税増税を争点にすることを意味しています。財源問題に即していえば、昨日エントリーでふれ…

世相を拾う(11月3日その1)

追い詰められた麻生首相の30日会見 30日の麻生首相の追加経済政策は、いまの自民党政権がどこに軸足をおいているのか、あらためてはっきり示したものだった。いうまでもなく、それは大企業や大銀行、資産家にこそ焦点をあてた政策だった。その柱は、?設…

横浜事件− 無罪はもちろん、権力犯罪の全容解明が必要だ

人の思想を処罰してきたのが治安維持法ならば、横浜事件は、それを最も大規模に具現化した言論弾圧だ。拷問し、虚偽の自白を強要した特高。自白だけを証拠にして有罪判決を出した裁判官。本来、問われるべきは彼らだ。横浜事件の第4次再審請求で地裁の開始…