2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

朝日の精神は? あらたにす発足だが。

きょうの朝日社説は、「あらたにす発足―言論の戦いを見てほしい」というもの。 http://www.asahi.com/paper/editorial.html#syasetu2朝日・読売・日経の共同ポータル始動にともなう主張だ。 「平民新聞」の創刊宣言を冒頭でとりあげている。 吾人(ごじん)…

増税の合意形成のために−社会保障国民会議

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。社会保障国民会議は何をねらう。

「つなぎ法案」って。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。「つなぎ法案」というレトリック。

共和と民主。ハト派とタカ派。ヒラリーとオバマ…。

先日の「サンデーモーニング」を視てたら、田中優子*1が米大統領選挙について「誰がなっても、アメリカの政策は変わらない」といっていた。 同感。ヒラリーだの、オバマだのと、もう米国民になったかのように、それだけでない、米民主党党員になったかのよう…

なぜ共同戦線なのか。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。なぜ共同戦線か。

朝日社説;希望社会への提言(14)へのコメント。

件の朝日「希望社会への提言」の14番目*1。いくつもの論点が散りばめられている。賛成するところもあるし、同意しがいたところも少なくはない。気づいた点を以下、列記したい。それぞれ当ブログのコメント、対応する提言部分の順に記す。 *1:希望社会への…

和田中の有料特別授業

「私立中に行かずに受験サポートを」 和田中の有料特別授業−新自由主義の試み(西日本新聞電子版1・26、ウェブ魚拓) 話は、発案者の冒頭の一言に尽きている。 校長のこの発案は、「よい高校をめざす」受験競争に勝ち抜くことに価値を置くだけでなく、公立…

ガソリン税は環境税?

別のエントリーで、町村官房長官が、「ガソリンの値段を下げたら、日本は『環境問題に不熱心な国』という烙印(らくいん)を押される。国際的な評価は取り返しがつかないものになる」と発言したことを取り上げた。 今度は、谷垣禎一氏がつぎのようにのべたと…

道路特定財源は医師不足解消に必要?

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。福田首相の愚−道路特定財源が医師不足解消に必要? 道路特定財源を維持するために、「救急救急病院への交通の利便性確保」をあげている。ハードを整備しても、救急病院からも医師が立ち去り、い…

尾辻秀久;「乾いたタオルを絞っても水は出ない」

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。尾辻秀久氏の代表質問−「乾いたタオルを絞っても水は出ない」

「クローズアップ現代」の鳴らした警鐘。

世界に冠たる日本の国民皆保険制度。だれもが同じように医療の提供を受ける枠組みをつくりえたのだから。 しかし、全国民を何らかの保険で網羅するためには、社会保険でない、それでくくられない階層を保険制度に組み込む必要が当然あった。それが国民健康保…

道路特定財源論議で欠落している点

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。「サンデープロジェクト」;欠落する論点−道路特定財源

石原千秋『国語教科書の思想 (ちくま新書)』

教室はまちがえることのできる空間なのだ。 教室はまちがいが許されない空間、というより返答や解答する際、まちがえないようにと意識はそこにあったから、著者・石原千秋のこの言葉は、どこか新鮮に響くものがあった。 つづけて石原はいう。 教室はまちがう…

朝日社説と「ガソリン」だけ。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。朝日社説;「『ガソリン』だけ…」−民主党の政局主義過飽和

患者と医師の「双方向にならない関係」

医療という世界で患者である私たちは、その世界の全体像を知るには、医療(サービス)を提供する側からものぞいてみる必要がある。医療を、提供する側と受ける患者の共同の作業だととらえるとすれば、なおさらだ。

小沢一郎氏への手紙。

小沢一郎さん 臨時国会を終わって、福田氏とあなたを僭越ながら比べてみました。福田首相の老獪さが結果的に勝ったように思います。あなたが後塵を拝する理由は、たとえばこんなあなたの発言、にも表れているのではないでしょうか。 国民にとっても民主党に…

『世界』2月号−医療崩壊を特集

『世界 2008年 02月号 [雑誌]』が「医療崩壊をくい止める」という特集を組んだ。特集のハイライトは、宇沢弘文氏と出月康夫氏の対談である。「社会的共通資本としての医療をどう守るか」と題して、医療崩壊の全体像を明らかにしている。宇沢氏は、よく知られ…

勤務医の「反乱」再論。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。社会保障と「分断」−勤務医の「反乱」再論

勤務医の「反乱」

病院の勤務医を中心にした医師会「全国医師連盟」(仮称)が、今年夏までに誕生する。13日、東京都内で開かれた総決起集会で設立を決めた。全国的な医師不足と勤務医の過重労働が社会問題になる中、開業医が中心の日本医師会とは異なる立場から問題提起し…

「サンデーモーニング」の良識

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。「サンデーモーニング」の良識−新テロ法は米国のため。 (以下、冒頭から引用) 先だっての新自由主義の批判と告発といい、最近の「サンデーモーニング」がとにかく面白く注目している。 きょう…

小沢退場で終わった茶番。

新テロ特措法が成立してしまった。自公の態度は暴挙という言葉にふさわしいものだ。世論調査によるかぎり、国民の意識と同法の成立は完全に相反している。 そして、成立する瞬間、議場には民主党・小沢代表の姿はなかった。 野党第一党の党首としての彼の不…

08年は投機マネーの撹乱で幕開け。

『クローズアップ現代』の8日放送「新マネー潮流」は好評をえているようだ。私は見損ねたが、ご覧になった方から長文で、しかも充実したコメントを頂戴した。 ところで「新マネー潮流」の内容紹介をみると、 いま世界には150兆ドルとも言われる天文学的…

日米関係をながめてみる。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。日米関係、これでよいか−点と線でみる。 (以下、冒頭から引用) ナショナリズムをあおろうという気など毛頭ありませんが、現在の日本の政治・経済を考える上で、日本と米国との関係にふれないわ…

ガソリン税暫定税率廃止か否かという問題か。

道路特定財源をめぐる対立が解散の引き金になるかのような議論が一部で交わされているようだが、ガソリン税の暫定税率を維持するか、元にもどすのか、という問いのたて方は違和感を覚え、しっくりこない。 そもそも特定財源の是非を語らなければならないので…

「労務借り上げ」という癒着ー防衛省

防衛省が利権の温床になっていることはいまや誰もが知る事実。 その防衛省の尋常でない実態はこんなところにも。

「世界最高の所得水準を実現する」の欺瞞性

日本には2人の総理がいるといわれている。そのうちの一人、財界総理の御手洗富士夫経団連会長が所感をのべている。 10年内に世界最高の所得水準を実現する政策結集が必要=経団連

「朝日」元旦社説が欠落させた事情。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。「朝日」に欠落する視点−二大政党をめぐる日米の違い

07年の日本。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。『ダーウィンの悪夢』から日本の生活保護まで。 07年をタイムスリップする。