小沢一郎という人物− 関連エントリー


「花・髪切と思考の浮游空間」に以下のエントリーを公開しています。

西松建設の違法献金問題で、小沢一郎民主党代表の身辺もあわただしくなってきました。
小沢一郎の急所はカネにあると考えてきた私は、下記もう一つの日本の可能性で、小沢のかかわりに言及しました。それからおよそ2カ月になろうとしています。地検の捜査が今になったことについてさまざま解釈されていますが、しかし、企業献金にたいしてそもそも小沢が寛容であって、容認していること、現に西松建設から10年にもわたって、いかも多額の献金をうけてきた事実が明らかにされているわけで、そこに濃密な関係ができあがっていることを誰も否定することはできないでしょう。
以下に、ここ半年ばかりの当ブログで扱った小沢一郎関連記事を列記しました。
小沢と民主党というものの一端を感じ取っていただけるのなら、それに優るものはありません。


小沢違法献金疑惑− 自民党と変わらないことを示す

自らの違法献金疑惑に小沢氏は強弁で応えている。
しかし、その内容は、強気の姿勢とは裏腹に脆弱なもののように思える。
氏の反論の一つの中心点である、権力の強制捜査の不公正(
参照)にしても民主党の「国策捜査」にしても、言葉以上のものでは何らなくて、その根拠する明確にすることができない始末だ。
反論の二つ目は、すべて公開している、問題ないとしている点。これまでの理屈は、2つの政治団体からの政治献金の出どころが、実は西松建設だったとは承知していなかったというもの。

小沢氏への違法献金疑惑− みっともない言い訳


小沢一郎という保守政治家

(前略)
ひとまず振り返ってみよう。07年には事務所費問題が浮上した。その際、政府・与党側から「総額十億円余の不動産を個人名義にしている政治家はほかにいない」(安倍首相)などと、資金管理団体による不動産取得問題で揺さぶられたのは記憶に新しい。だから、民主党は、「カネと政治」で自民党と論戦することはもはやできない。一歩踏み込むと、たちまち同党にも白羽の矢がふりかかってくる。この2つの政党間には、ことカネと政治というカテゴリーを問題にすると、その区別はほとんどつけようがない。

在日米軍削減は同盟見直しなしではできない

(前略)
自身の発言にたいして、右からも左からも意見があがっているそうです。したがって、発言のつじつまあわせに腐心しているのが小沢民主党代表でしょうか。
そもそも、クリントン来日で日米同盟というものを強化するという一点で同意しながら、在日米軍削減をもちだすこと自体、まゆつばものではないでしょうか。日米同盟、つまり両国間の軍事同盟を指すこの「概念」は、日本の従属を前提にしているものだと私は思います。はっきりいえば、口で対等をといっても、日米同盟の強化で一致するということは、米国の戦略にすなわち従うということを意味するものでしょう。

在日米軍の削減をいうのだが。。

(前略)
記事の最後の鳩山由紀夫の発言。この2行は、まったく無意味の2行ということをかみしめなければなりません。
問題は、小沢一郎の日本の役割を協調する論旨であって、それは、オバマ政権の役割分担論に沿ったものでもあるということです。小沢氏はもちろん、日米軍事同盟を前提に語っているので、「安全保障の面で日本が役割を負担して」という具合に、それは、米国の肩代わりがすなわち役割分担を意味すると受け取っても、あながちまちがいではないようです。

グアム移転協定− 法律で縛られた日本。新味ない小沢発言。


もう一つの日本の可能性

西松建設が裏金をつくり違法献金していた件で、東京地検が、政治資金規正法違反と外為法違反の両容疑で、幹部ら関係者のいっせい聴取を始めたと伝えられている。詳細は今後に委ねられるのだろうが、この時期に、この発表がどんな意味をもつのか、などと考えをいろいろとめぐらさざるをえない。
西松建設:幹部ら聴取 裏金を違法献金の疑い−−東京地検

小沢一郎氏− 派遣切りも政権交代に回収するのか

政党再編の可能性− 展望は見いだせるのか。。

政権交代で何が変わるのか −山口二郎氏が語らないもの

どうにも止まらない民主党

二大政党政治推進論者の破綻

マスメディアに支えられる二大政党


麻生も、小沢も日本を変えることはできない。