花・髪切と思考の浮游空間

日米同盟か国連主義か、が問題ではない。

この上杉氏の文章を読んだ率直な感想は、思わせぶりな文章が鼻につくというところかな。日米同盟か国連主義か、麻生vs小沢の激しい駆け引きが始まった氏の主張はしかし、事実をもって打ち消されたことになる。事実とは、民主党が、新テロ法延長案の審議、採…

世相を拾う(10月15日)

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 党内の事情。 以下の記事にある煮え切らない民主党の事情は、いろいろと考えられますね。 この党自身が、政権交代による本格的政権をと訴えているようですから、自民党にとってかわるつもりです…

金融危機で日本の政治のあり方が問われている。

金融危機と混乱は、10月に入ってニューヨーク市場株価がついに4年ぶりに1万ドルを下回り、東京市場では、1万円割れを記録するなど、新しい局面に入ったようです。ふりかえると、リーマン・ブラザーズにつづくAIGの破産という事態に直面し、米政府が…

志位質問と迷走する「朝日」、民主党

新自由主義的政策の旗を振り、二大政党政治推進の立場を明示的にとってきた朝日新聞。福田前首相が前任者につづき政権を放り投げ、麻生政権が誕生するという、どこからみても自民党の長期政権のゆきづまりが露呈するに至って、自民か民主かという構図を強調…

世相を拾う(10月11日)

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 同じ穴のムジナ…、民主党は。 さすがに mahounofuehuki さんは見逃さない。多くのブロガーがこの事態を、意識してかしないでか、一顧だにせずにいるなかで、氏は民主党の道理のなさを厳しく指摘…

補正予算案は賛成できるシロモノか。

カイサン。この言葉に取り憑かれたかのような、あっけない結末ではないでしょうか。もっとも、国会最終盤で同じような、腰砕けとも思えるような妥協を、私たちはくりかえし見せつけられてきたのですけれど。 http://www.asahi.com/politics/update/1009/TKY2…

世相を拾う(10月10日)

「非自民」で安堵するのかという問い。 短い文章ですが、ペガサス・ブログ版さんのこのエントリーは至言というほか、ありません。ぜひ吟味ください。 15年前の「政権交代」から学ぶもの 今の自民党の政治があまりにもひどいので、少しでもよくなれば、すぐ…

「政権交代」― 中身が透けてみえてくる。

「政権交代」のためなら、審議しないで補正予算案にも賛成。解散を一刻も早くと考えているのでしょうが、民主党の対応はなりふりかまわないようにみえます。今の政権とどこがちがうのか、疑念がしだいに現実のものになりつつあるのでは。 「朝日」の欺瞞 −ど…

世相を拾う(10月7日)

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 『選択』の言い分。結局、政治は非線形。 友人が雑誌のコピーをよこしてくれました。 『選択』(08年10月号)という雑誌。ウェブ上では、三万人のための総合雑誌と銘打たれています。197…

世相を拾う(10月5日)

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 保守派はわが方に。。 宴もたけなわ。もとい、いくさもたけなわ、ということでしょうか。 戦前の予想が圧倒的に民主党優位を告げているのが、左右しているのでしょうか。 首相の所信表明演説が…

世相を拾う(10月3日)

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 橋下知事はスノビズムの極み 橋下知事、次期衆院選「投票率低ければ国民の責任」 大阪府の橋下徹知事は2日朝、麻生首相の所信表明や民主党の小沢代表の代表質問について「わくわく、ぞくぞくす…

世相を拾う(10月2日)

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 やっぱり聖域にはふれない − 小沢代表質問 麻生の所信表明演説と小沢の代表質問をくらべ、小沢の一本などとの評定が出回っているのですが。そうなんでしょうかね。 国連の場で集団的自衛権の行…

世相を拾う(10月1日)

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 麻生所信表明演説を戯画化してみると。 総選挙が近づくにつれて、自民VS民主の抗争がヒートアップしてきました? メディアをみるかぎり、日本にはこの二つの政党しかないかのような両党の扱い…

世相を拾う(9月30日)

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 小泉改革からの反転 − 財界・大企業の無法をただせ 小泉純一郎氏が引退するそうです。 今の日本の息苦しさをつくり出した要因に小泉カイカクという新自由主義施策があったと考える私にとっては、…

世相を拾う(9月28日)

麻生・御手洗・小沢・橋下の「意外な共通点」 庶民の感覚からすると、庶民の生活とは対極にある経歴の持ち主が自民党総裁という地位を得ました。 では、この新しい自民党の党首をどのようにみているのでしょうか。経団連のホームページには、ごく簡単な見解…

世相を拾う(9月23日)

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 麻生も、小沢も日本を変えることはできない。 昨日、小沢一郎氏が民主党代表に三選されたのにつづいて、麻生太郎氏が本日、自民党総裁に選出されました。 いまの日本社会は、ひとときの猶予も許…

世相を拾う(9月21日)

おめでたい言説「貧困ビジネスで稼ぐ連中!」 さて、『Voice』誌は右か左かと問われれば私は即座に右だと答えるでしょうが、こんな論文を掲載する同誌の水準をまず疑いました。貧困ビジネスで稼ぐ連中! 貧困ビジネスという一言に惹かれて読んでみたの…

リーマン・ブラザーズの破綻・または・我が亡き後に洪水は来たれ

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 我が亡き後に洪水は来たれ −リーマン・ブラザーズの破綻

世相を拾う(9月16日)

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 橋下氏は発言するたびに大阪をだめにする。。。 橋下氏自身が競争のただなかに置かれていますね。競争にあおられ、ムキになっているようです。冷静に対処すべき位置にあると思われる府知事が、…

世相を拾う(9月15日)

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 まず大企業・財界が払ったら。。 たばこ税増税や消費税不可避という主張が、聖域にはいっさい手をつけないという点で同じものだと、エントリーでのべました。総裁選のなかで世論をつくるために…

世相を拾う(9月14日)

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 「たばこ増税」主張が繰り返されるワケ 2カ月ほど前に「新聞メディアは増税支援を決めた?」という記事をあげ、こうのべました。 毎日」は首相の消費税増税の「覚悟」を問う、そして「朝日」は…

世相を拾う(9月12日)

はっきりしているのは、騙され続けたということ。 自民党総裁選が賑やかしく、メディアで伝えられています。 一方で、小沢氏の三選が確実となった民主党は、この自民党総裁選をとらえて、以下の反応を示していることが伝えられています。 総裁選告示 「自民…

世相を拾う(9月9日)

ラスト・チャンス?! 揺れ続けた日本相撲協会は、ともかくも北の湖理事長の辞任で決着するのでしょうかね。文字どおり、組織的・集団的運営によって相撲協会も生まれ変わってほしい、そう多くが思っているでしょう。北の湖理事長が辞任、2力士解雇 新理事…

山口二郎氏の「保守政治の歴史的限界」とは。

自民党総裁選に、名乗りをあげる者が相次いでいる。確実にメディアへの露出度は高まる。なので、自民党という政党も、一人ひとりの候補者名も、国民の脳裏にすり込まれることになる。小泉選挙以来、メディアの報道が選挙戦の勝敗を大きく左右していることを…

世相を拾う(9月7日)

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 議会は有権者から遠いほどよい... ブログに逆切れ? 茨城県議会が傍聴の規制強化 議会での居眠りは珍しいことではありません。国会でさえ、大胆に居眠りをする議員がいるではありませんか。 …

首相辞任が語るもの。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 福田辞任表明からじっくり考えみる。。 福田首相が辞任を表明してすぐ、自分の感想らしきものを昨日のべました。福田氏が辞任せざるをえなかった理由は、そのうち明らかになるのでしょうが、今…

「無保険の子ども」という関係の外部化

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。無保険の子ども、高齢者置き去り。関係の外部化

おめでたい日本国

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。おめでたい日本国− 姫井議員の翻意会見

生活保護はなぜたたかれつづけるのか。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 繰り返したたかれる生活保護 http://blog.goo.ne.jp/longicorn/e/35e25adf6780bddcd793d35d22ffbca5 友人が毎日、たくさんの医療関係のニュースにふれたメールをよこしてくれます。じっさい、私…

医療費拡大へ転換したイギリスの経験から

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 総選挙は何を問うのか− イギリスの経験から http://blog.goo.ne.jp/longicorn/e/31748b55be06f266c1eb63714f6b65a6 いつでも、誰でも、どこでも必要な医療を受けることができる、これを理想形と…