世相を拾う(9月16日)


「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。

橋下氏は発言するたびに大阪をだめにする。。。

橋下氏自身が競争のただなかに置かれていますね。競争にあおられ、ムキになっているようです。冷静に対処すべき位置にあると思われる府知事が、競争に振り回され、とりこになっています。発表以降の、氏の揺れ続ける言動はそれを端的に表現するものでしょう。

そもそも全国学力テストの実施そのものが教育学者らの強い批判にあったものですが、その最大の理由は、競争激化、序列化でした。
今回は再開2年目です。今回結果がでて以降、その懸念は的中しました。実態を把握して指導の改善を図るという文部科学省の思惑はいまのところ明確に外れているといえましょう。
評判よろしくない学力テストですが、競争激化は、こんな形で現場をゆがめています。

  • 成績の悪い学校の校長が教育委員会に呼び出され、教師が始末書を書かされた(秋田県
  • テスト対策を事前に繰り返した学校や教育委員会がある


こうなると、いったい何のための学力テストか、こう疑わざるをえない。学力テストは何を明らかにして、何に役立てるのか、皆目分からないのです。