世相を拾う(9月9日)

ラスト・チャンス?!

揺れ続けた日本相撲協会は、ともかくも北の湖理事長の辞任で決着するのでしょうかね。文字どおり、組織的・集団的運営によって相撲協会も生まれ変わってほしい、そう多くが思っているでしょう。

北の湖理事長が辞任、2力士解雇 新理事長に武蔵川親方

理事長の去就とともに、今回の大麻吸引疑惑のただなかにあった力士2人について、協会理事会は解雇することを決定しました。一方、逮捕されていた若の鵬は、処分保留で釈放、会見では「許してください」と、いわば最後のチャンスを与えてくれと呼びかけました。

もっとも、連続する不祥事で、問われるのは今後の日本相撲協会であって、旧態依然のその体質から、いかに脱却するのか、ファンならずとも、強い関心を抱くのではないでしょうか。その期待を裏切るようなことがあれば、ある意味でいよいよ見放されることにもなりかねません。

さて、きょうは民主党の代表選の立候補が締め切られました。

すでに選挙戦− 新自由主義を問う総選挙

テレビは自民党総裁選にまったく染まっているようです。今朝のいくつかの番組では、町村信孝氏や古賀誠氏が登場、総裁選と連続するであろう総選挙について語っていました。

突然の首相の辞任の理由は、というところに辞意表明以来、メディアの関心が集中したわけですが、そのいきさつが首相のとりまきから次第に明らかにされてきたようです。
それによれば、周到にといいきるとまちがえるのでしょうが、かなりの見通しをもって福田氏が自らの辞任のタイミングを総選挙の時期を視野にいれて図ってきたといえそうです。町村氏の「民主党にもう少し知恵があれば2、3人出た方が(よかったが)党全体として作戦ミス」という言葉は、端的にそれを物語っているでしょう。