世相を拾う(10月3日)


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橋下知事はスノビズムの極み

橋下知事、次期衆院選「投票率低ければ国民の責任」

大阪府橋下徹知事は2日朝、麻生首相の所信表明や民主党の小沢代表の代表質問について「わくわく、ぞくぞくする。いよいよ時代の変転期」と述べるとともに、次期衆院選について「天下分け目の大決戦、関ケ原投票率が60%を割るような恥ずかしいことをやったら国民の責任」と報道陣に語った。

 橋下知事自民党民主党のどちらを応援するかについては「もうちょっとマニフェストを見て判断させて」と強調。民主党が国家公務員の人件費2割削減を打ち出したことを評価しつつ、実施が11年度以降とされていることに「大阪府は5カ月後にやりましたから。甘いんじゃないですか」と述べた。

 一方、1日に教育委員2人を新たに任命したことについて問われると、「あとは教員が乗っかってきてくれなければ、大阪の教育は終わり。中山前国交相じゃないですけど、いまの体制を全部解体しないと」と述べた。

多くは語りますまい。「国民の責任」うんぬんよりも、氏の語る内容に関心をもつわけですが、結論は、橋下氏のスノビズム。それのみ。

自民、民主の仕立てられた−と思うのですが−対決の感想を求められて、「わくわく、ぞくぞくする」という言葉以外の表現法がこの人物にないとは。
しかも、「時代の変転期」ですって。
何が変転するのでしょうか。いっぱしの政治家ならば、この対決の結果によって何が変わるのか、これを明らかにする、できるのが使命というものでは。