世相を拾う(9月14日)


「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。

「たばこ増税」主張が繰り返されるワケ

2カ月ほど前に「新聞メディアは増税支援を決めた?」という記事をあげ、こうのべました。

毎日」は首相の消費税増税の「覚悟」を問う、そして「朝日」は本音を語れという具合に、それぞれ表現の違いはありますが、「覚悟」も「本音」も、いずれも消費税増税を前提にしたものです。
つまり、この二紙は、消費税増税の立場から、福田首相の考える増税への道筋に、あるいはその道筋以外にないという世論を、かわって構築しようとするものにほかならないと考えざるをえません。


その福田首相は政権を投げ出しましたが、それで消費税増税が消えたわけではもちろんありません。ほとんど国家的行事であるかのように、メディアが繰り返し流し続ける自民党総裁選は、ただ一人、自民党のみが他人の金で堂々と選挙活動をやっている。総選挙は、その日程も確定していないのに。
異常な姿です。