世相を拾う(10月11日)


「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。

同じ穴のムジナ…、民主党は。

さすがに mahounofuehuki さんは見逃さない。
多くのブロガーがこの事態を、意識してかしないでか、一顧だにせずにいるなかで、氏は民主党の道理のなさを厳しく指摘している。

私なんかは、日頃あたかも自民党と対決しているかのように装いながら、とどのつまり自民党にフリーハンドを与えるような妥協、あるいは蛇ににらまれた蛙のように急所をつかまれている無残な民主党の姿に、あらためて怒りを禁じえないでいることがしばしばなのだけれど。
会見で、菅直人が言葉に窮したことに示されるように、同党の今回とった態度はまったく説明がつかない。

mahounofuehukiさんはつぎのようにのべている。

進む自公民談合・協力体制〜インド洋給油活動延長を黙認する民主党

今回の民主党の姿勢は、結局のところインド洋給油問題を軽視し、本気で抵抗する気が最初からなく、せいぜい政局の道具として反対しているにすぎないことを実証したと言えよう。麻生首相が就任直後、真っ先に給油継続を国際公約するほど、政府・自民党アメリカへの「忠誠」の証を示すことに躍起となっているが、民主党も政権獲得が現実味を帯びてくるにつれて、自民・公明両党と同様、ますます日米安保体制の強化という支配層主流の既定路線を邁進している。「政権交代」で自民党政治が終わると信じている人々の思いとは裏腹に、民主党の顔はすでに財界とアメリカに向いているのだ。

氏が指摘するのは新テロ法案のことだけれど、こういう事態に至るには、伏線がある。