民主党の危うさ〜その2


花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。民主党の危うさ〜その1の続編です。

だからどうよ。移転案を撤回すべきでは。



嘉手納への機能統合案「難しい」、防衛相が見解

だからどうよ、って感じですね。
防衛相は結局、持ち帰ることになったというのが結論ですね。
一昨日ふれたように、この問題の打開策は、そもそもの米軍基地を撤去するしか、方法論としてはないわけです。米軍にお引取り願うしかない。

民主党政権の考えは、県内であろうと、県外であろうと、そしてそれが国外であろうと、基地を平行移動するにすぎません。米軍基地とその周辺地域との間にいくつもの問題が常に発生してきたのは誰もが知っていることです。
こんな状況がありながら、県外移転などといえるのは、いったいどのあたりからくる発想でしょうか。
鳩山首相は米国との対等な関係を口にしていますが、沖縄県民の実情をよく理解できるのであれば、今こそ基地撤去を主張しなければならないでしょう。

北沢防衛相の発言からみえるのは、この問題が先送りされる可能性です。



北沢氏は民主党が掲げてきた県外・国外移設についても「(再編)事業がすでに進んでいる中で、かなり時間がかかる」と指摘。「普天間は極めて危険な状況で、リスクを除去することは一日も猶予できない」と話した。


北沢氏がいわなくても、普天間は危険な状態におかれている。それが他の地に移って改善するはずがないでしょう。
結局はこの問題に対処する際の民主党の基本的な姿勢が問われています。
それは、基地の無条件撤去を明確にするということです。
対等な関係とは、そう主張できればこその話ではないでしょうか。