世相を拾う(10月18日)


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消費税増税と決別すべき時だ

社会保障財源 「削減路線」とは決別する時だ、などと「読売」が殊勝なことを、と勝手に思い込み読みすすめました。結果は、やはり「読売」でした。消費税増税をちゃんとうたっています。つまるところ、消費税増税のバッファーとして社会保障をつかおうというわけです。羊頭狗肉とまではいいませんが、何となくそれに近い思いを抱いてしまいます。消費税増税を首尾よくすすめるために、これまで繰り返し社会保障のためにという口実がもうけられてきました。だから、読売の議論に少しも目新しさはないのです。

率直にいえば社会保障のためには増税が必要ではと考える向きもあるのかもしれません。わが首相は「中福祉中負担」などとのべましたし、懐を痛めず社会保障などありえないという世論形成がすすんでいるとみなくてはならないようです。