世相を拾う(8月16日)


「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。

「無駄をなくせ」の限界

ブクマのコメントの一つで、「「無駄をなくせ」の無駄の中身が問題。」と書いた。たとえば、以下のような所説が新聞社説で展開される状況で、この「無駄の中身」はいったい何なのかを問うことがいよいよ重要だと私には思える。

消費増税論―「ムダボ」を肝に銘じよ

断っておくが、メディアは消費税増税という基本スタンスだというのが当ブログの認識である(参照)。だから、上の朝日社説もその枠組のなかのものであるのだが、衆院総選挙がいずれ実施されるという、平時ではない情勢のもとでの、社説の主張だと把握することが必要である。
端的にいえば、国民の意識もふまえながら、消費税増税は避けられないのだが、国民の気分感情も慮って、無駄にまず手をつけろ、こんな朝日の主張ではなかろうか。