サルコジの暴走


http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2292461/2204275


交通違反者にたいする厳罰主義をかかげているサルコジ仏大統領が、最近、自ら交通違反常習者だったことが明らかにされた。仏自動車誌オトプリュスは、大統領の乗った車がスピード違反や信号無視を頻繁に繰り返しているのを突き止めたと現場写真付きで報じた。
実に、速度違反が8回、赤信号無視8回、一方通行道路の逆走2回などで、時速90キロ制限の国道を128キロで飛ばしていたこともあったという。フランスでこの間、歴代大統領が実施してきた交通違反者にたいする恩赦を拒否するなど、同大統領は厳罰主義を公言してきたから、自らのこの違法ぶりはなお際立つ。周囲の視線も厳しかろう。

小学生にたいして校則違反で減点、持ち点失うと給食なしにしたり、性犯罪者は「去勢」措置とする性犯罪防止策を打ち出したりと、強硬な姿勢が目につくサルコジ仏大統領。
政治の暴走だけでなく、私生活でのまさに暴走ぶりが今回、暴露された格好だ。自分に似ているやつや自分と同じ服を着ているやつに出会うとどことなく気まずくそこを逃げ出したくなる気分もわからないではないけど、サルコジはこれが高じ、常習者の自分と同じ交通違反者には厳しい罰で返そうとしたのかな。