普天間問題でない基地問題があるのか


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FUTENMAでない基地問題があるのか。

官房長官の迷返答。「3党合意の中には、普天間問題は特に入っていない。基地問題は入っているが」。
平野氏以外は、現下の情勢で、基地問題といえば普天間の基地移設問題を指すと思っているでしょう。そもそも氏の発言自体が、(普天間の)基地移設問題にたいする注目と関心が強いから発せられたものなのでしょうに。本人のつぶやきでしょうか?

「連立3党合意に普天間入ってない」 官房長官、会見で

平野博文官房長官は記者会見で、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)移設問題の質問に答える中で「3党合意の中には、普天間問題は特に入っていない。基地問題は入っているが」と述べた。

 民主、社民、国民新3党の連立合意では基地問題について「沖縄県民の負担軽減の観点から、日米地位協定の改定を提起し、米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む」と書かれている。確かに普天間の文言はないが、普天間の県内移設に反対する社民党の主張を受けて表現を修正した経緯がある。平野氏の発言は、鳩山由紀夫首相が県内移設を容認した場合でも3党合意に反しないとの立場を示したものだ。

政権にとわれているのは、むしろ沖縄県民の願いにどのようにこたえるのか、選挙戦であれほど県民の願いを実現するかのようにいってきたわけですから。国民の請託にこたえるのが政党であるのなら、とるべき方向は明確だといえます。

ですから、この意味で3党合意以前の問題として、民主党自身がいってきたことを実現すると考えているのか、その意思が問われているのです。

その上で、連立3党合意。
合意本文は、わずかな文章でした。

民主党社会民主党国民新党の三党は、第45回衆議院総選挙で国民が示した政権交代の審判を受け、新しい連立政権を樹立することとし、その発足に当たり、次の通り合意した。

1 三党連立政権は、政権交代という民意に従い、国民の負託に応えることを確認する。

2 三党は、連立政権樹立に当たり、別紙の政策合意に至ったことを確認する

3 調整が必要な政策は、三党党首クラスによる基本政策閣僚委員会において議論し、その結果を閣議に諮り、決していくことを確認する。