道路財源は米軍のためか。


地方もふくめて道路づくりの財源にあてるというふれこみのガソリン税。しかも今、暫定税率という期限つきの高い税率が課せられている。
けれど、こんな事実が伝えられている。

道路財源で米軍住宅

長崎県佐世保市で在日米海軍が思いやり予算での建設を計画していた米軍将校住宅を、国土交通省道路特定財源から約28億円をかけて建設し、提供していたことが本紙の調べで分かりました。高速道路建設にともなう米軍住宅の移設を名目に、米軍の以前からの要望を実現したかたちで、道路特定財源での支出が適切だったのかが問われます。

道路建設財源ということだが、他の目的に税があてがわれていたわけだ。
しかも、使途は米軍の住宅だって。思いやり予算とやらで、さんざ米国の要求に屈している日本。どこまで腐りきっているのか。

政府の言い分は完全に崩れ去った気がする。だとすれば、社会保障目的などとの口実で増税しようとする消費税もまた、何に使われるのか、国民には分からない。社会保障に限定されて使われるなどという善意は、お断りだ。

これで、暫定税率は、とにもかくにも廃止だ。