政権をつぶやく

民主党の迷走ぶりは、新政権になって突然、表出しているものでもなんでもありません。大げさにいえば、ほとんどの問題で右にぶれ、左に揺れてきた。こう実感できるのです。 あいかわらず、右往左往する同党です。しかし、直接、日本と米国との関係を表現する…

普天間のいま

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 きょうの普天間問題・続 こうやって、閣僚の一人が首相もふれた選択肢を打ち消していく。民主党政権の対応は、こと普天間基地移設問題にかぎり、こう表現できるようです。首相の指導力をうんぬ…

「普天間」のきょう

山場を迎えつつある普天間基地問題。どことなく、やつれた感じが否めない岡田外相の相貌に言及するメディアが現れてきました。が、一方の、鳩山氏は映像で流される限り、ノーテンキな雰囲気をますます醸し出しています。首相の自身の感想は下記に示したとお…

普天間問題は重要局面に(まとめ)

普天間基地移転問題は、日米閣僚級作業グループでの検討と岡田外相の沖縄入りというひとつの重要な節目に今、あります。 民主党政権のとろうとしている方向が少しづつ鮮明になってきました。ここ数日の政府の対応をまとめてみます。■日米協議の現状と政府の…

逮捕されなかった米兵の子

米兵の子4人を殺人未遂容疑で逮捕 バイク女性転倒事件 http://www.asahi.com/national/update/1205/TKY200912050197.html 東京都武蔵村山市で8月、道路に張られたロープでバイクの女性(23)が転倒し重傷を負った事件で、警視庁は5日、在日米軍横田基地…

党名変更をめぐる滑稽さ

党名変更というのは、日本共産党につねづね向けられてきたものですが、これは違います。自民党の話。発端は、いわずもがな。総選挙で大敗し、下野するという事態に直面したからです。 自民、党名変更の議論は1週間余で幕「党名の問題は終止符を打とうじゃな…

基地問題で右往左往の民主党

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 基地移転問題。米国への忠誠が第一。。 基地問題で混迷深める民主党

普天間問題でない基地問題があるのか

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 FUTENMAでない基地問題があるのか。官房長官の迷返答。「3党合意の中には、普天間問題は特に入っていない。基地問題は入っているが」。平野氏以外は、現下の情勢で、基地問題といえば普天間の…

中道の憂鬱・第2章

社民党のあいまいな位置についてふれたくて昨日、中道の憂鬱というタイトルにしました。中道という言葉を選んだわけは、公明党に関しても興味があったからです。正確にいえば、同党の現在に関心が多少あったりするのです。 社民党と公明党は、政権というもの…

中道の憂鬱

事業仕分けは、賛否両論あるものの、国民の一定の支持を受けたという意味で政権は溜飲を下げたことだろう。削減額は、当初の思惑からすればけっして満足できるものではないにもかかわらず。税収がなお落ち込むことが想定されるだけに。しかし、仕分けという…

派遣村から1年。。

派遣村という新しい試みから、もうすぐ1年になろうとしています。 湯浅誠氏が民主党政権の内閣府参与に抜擢されたことに端的に示されるように、この経験は、日本の社会と政治に少なからぬインパクトを与えました。 セーフティネットから抜け落ちる人びとは…

民主党政権もこの程度かと思わせる問題

2つの記事から、貧相な、子どもじみた民主党政権の対応を皮肉ってみたいと思います。皮肉るのは、いくらかの政権にたいする期待もあったからでもあるのですが、大枠は今現在、想定していた方向で政権は動いているような気がします。

民主党の非民主性と3乗比の法則

事業仕分けの強引さは、テレビで傍観者として観る立場からすると、または自らを仕分け人に置き換えて、会場に溶け込んでいるといってもよい人びとからみるととくに、まさに痛快きわまりない、小気味よいものであったのでしょう。 しかし、別の立場から、仕分…

税制のゆくえ=メディアは消費税増税をけしかける

税収不足必至がいわれるなかで、ではどのような税制を準備していくのか、それが鳩山政権には問われています。

事業仕分けというショーのあと

【本社・FNN合同世論調査】事業仕分け評価9割 内閣支持率もアップ http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091123/plc0911231430004-n1.htm 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が21、22両日に実施した合同世論調査で、鳩山内閣の支…

政治主導とは小沢主導に等しい。

「花・髪切と思考の浮游空間」に以下の記事を公開しています。 政治主導とは小沢主導ということ 結構、世間的には評判がよいような事業仕分けです。しかし、当ブログは何を、どのように切り分けるのか、その視点について疑問をのべてきました。それはたとえ…

思いやりは不可侵っていう宣言だな。。

それみたことか。こういいたくなります。宣言ですよ、これは。米軍には手をつけないという。

官房機密費という金庫

官房機密費という金庫は、使い放題といってよい代物です。 以下の記事が伝える事実は、本来、自民党のいわば決定的な汚点なわけですから、民主党と同党政権は徹底して追及して余りあるものでしょう。しかし、民主党のそんな姿勢は微塵もみられないようです。

数の横暴

この産経の記事には、共産党が法案の採決に反対したことへの言及はありません。正確にいえば、乱暴な議会の運営に反対したということです。 国会攻防で「小沢色」が顕在化 自民党の抵抗は不発に 民主、社民、国民新の与党3党は19日、中小企業等金融円滑化…

消費税増税封印は本気か。。

民主党は消費税を4年間あげないといって、増税を封印したことは周知のことです。一方、日本国の財政は、予算規模は拡大した上に税収不足となるという見通しですから、国債発行か何らかの税収増を見込める措置、つまり増税かが早晩、テーマとしてのぼらざる…

事業仕分けのという欺瞞

ものめずらしさも手伝って、メディアでも取りあがられることの多かった事業仕分け。歳出削減が目的なのでしょうが、国民にとって必要なものが削られたらたまったものではもちろんありません。が、テレビの映像で映し出されるのは、民主党の議員たちと、官僚…

言い訳じみてるな。

首脳会談での両トップのやりとりが、今、明らかになっています。前エントリーでふれように、鳩山氏は結果的に、可能なかぎり早く結論を出すとのべたのです。そういわざるをえなかった背景について、読売が言及しています。

国会軽視と呼んだ方がよい。

発想が逆転しているとは、こんな山岡氏の考えをいうのでは。 国会は、たしかに立法府といわれてはいますが。法案成立マシーンと化してはならない。そもそも、こうした考えが出てくるのは、自覚しているのかどうか、それは別にして、政府提案の法案は成立させ…

こんな形で地位協定を思い知る屈辱

まず琉球新報の記事から。 読谷男性ひき逃げ 米兵が事故車運転 県警、聴取要求へ 7日に読谷村楚辺の道路脇の雑木林で、ひき逃げされた男性(66)=同村=の遺体が発見された自動車運転過失致死、道交法違反(ひき逃げ)事件で、米陸軍トリイ通信施設司令…

確信犯にみえてしまう。。

年5000万円のカネが動いていた。しかも、6年間も続いたというわけです。この記事の核心はもちろん、以下の部分。鳩山氏は、「自ら署名した」ことを認めたというところです。確信犯だといえないでしょうか。多額の金額が動くのに頓着しないというのは、…

献金疑惑に応えることが先。

これまでの小沢の提案は、どうも先ごろ済ませた訪英での経験を、そっくり日本に置き換えようとする発想がどこかに残っているようなものですね。小沢が陣頭指揮をとり、それに則って国会改革を断行しようとする腹なのでしょうが。その上、ちゃっかり、政治資…

他党のことはいえても、自己規定はできない。。

米軍基地は米国内に戻すというのが私の考えです。沖縄では普天間基地移転をめぐって県内移転に反対する県民集会がきょう、おこなわれます。 政府がどんな結論をだすのか、それが今、求められているのですが、いまだにはっきりしません。 鳩山首相は、これに…

それでも米国になびきますか。

普天間基地移設をめぐって、日本国政府の態度が、閣内でも意見が異なったりして、不安感ばかりが今日まで募ってきました。鳩山首相にいたっては、そうした党内の事情を察してでしょうか、結論を先送りにしようしようという発言を繰り返しています。この間の…

官僚答弁禁止− 解釈改憲へのロードマップ

平野官房長官が4日、政府の憲法解釈を国会で示してきた内閣法制局長官の過去の答弁にしばられないとの見解をのべました(参照)。過去の法制局長官の答弁が(自民党)政府の見解として保持されてきたのは周知の事実です。一方で、この間の一連の動きは、民…

政権交代がこうしてエンジンとなる。。

閣内不一致でも少しもためらうことなく、問題が次々に出てきます。以下の2つの問題において、交わされる言葉はどちらも否定形ですが、政権の非連続、自民党政権から民主党政権にかわったという客観的な変化があったわけですから、それを考慮すると、同じ平…